
2018.10.31
レシピ
『切るだけ』『盛りつけるだけ』で、気分が良い1日を過ごせるワンプレート!【中野晴代さんインタビュー】
『毎日をもっと丁寧に暮らせたら』
働く日本人女性の何人が、何回、この思いを抱いたことでしょう。
今回ご登場いただく中野晴代さんも、旦那さんと2人の息子さんと暮らしながら、平日はフルタイムでデザイナーとして働く忙しい女性のひとりです。
しかし、中野さんのインスタグラムにはそんな慌ただしさが一切なく、静かで美しい写真が並びます。
おしゃれなお料理―
品の良いカトラリ―
センスの良い可愛い洋菓子―
「きっとお料理が好きで、丁寧な女性なんだろうな」
ファンケルスタイル編集部は中野さんにそんな印象を持っていたのですが、中野さんは取材前にこう教えてくれました。
「SNSを見て『お料理上手』って勘違いされることがあるのですが、実は私、料理が大の苦手なんです……」
今回はそんな意外なギャップを持つ中野さんに、暮らしのなかのマイルールや、なんだか気分の良い1日を始められる素敵なワンプレートの作り方などをお話していただきました。
(以下は中野さんのご執筆文です。)
目次✍
■苦手を「楽しい!」にフォーカスしていく
■私なりの、毎日を気分良く過ごすためのマイルール
■キレイに見える器選び
■ワンプレートディッシュの作り方
■ワンプレートディッシュに欠かせないお気に入りアイテム
■お気に入りのワンプレートディッシュで、素敵な1日の始まりを
苦手を「楽しい!」にフォーカスしていく
要領が悪い私は、時間を有効に使うのが苦手です。
フルタイムで仕事をしていると、毎日バタバタと大忙し!
特に朝は、家事や出勤前の身支度と、ゆっくりしているヒマがありません。
しっかりやろうとすればするほど、できない自分が情けなくなって自己嫌悪に陥る日々。
『自分には家事は向かないんじゃないか』
とか、そんなことを思っては気分がどんよりと落ち込むこともありました。
でも、毎日楽しく過ごすにはどうしたらいいかを考えたときに、苦手なことは無理にやらなくてもいいんじゃないかと思えるようになりました。
私は家事は苦手だけど、器や雑貨・写真を撮ること・美味しいご飯は大好き!じゃあ、大好きな器を使って、苦手なお料理も無理には作らずできる範囲にして……
そうやって苦手な家事を楽しくしてしまおうと、『楽しい!』にフォーカスするように気持ちを切り替えました。
私なりの、毎日を気分良く過ごすためのマイルール
・無理しない
・気分が乗らないことはしない
・完璧を求めない
これが私なりの、日々を気分良く過ごすためのマイルールです。
そんななか、私がハマったのはワンプレートの朝ごはんを作って写真を撮ること。朝ごはんを作るのは面倒だけど、キレイに盛りつけられたワンプレートは気分が上がります。
『ワンプレートって言ったって何種類かおかずを作るんでしょ?』
って思われるかもしれませんが、電子レンジを使って簡単なスクランブルエッグを作って、他は切って盛りつけるだけでもワンプレートは簡単にできちゃいます。
キレイに見える器選び
ワンプレートを作る際に重要になってくるのは、器選びです。
私がよく使う器は、以下です。
・白い器
・直径が26㎝くらい
・幅の広いリム付き
・柄が付いている場合は単色
写真の器は、数百円のものから数千円のものまで様々。
ワンプレートを盛りつける際に使いやすく、どれもお気に入りで、長く愛用しています。
今回は左下の柄付きのプレートを使用します。
ワンプレートディッシュの作り方
今回ご紹介するワンプレートには、
・ベビーリーフ
・ゴールドキウイ
・カラートマト
・ラディッシュ
・アボカド
・生ハム
・スクランブルエッグ
・ライ麦ブレッド
を使用しました。
【電子レンジで作るスクランブルエッグ】
― 材料 ―
卵・・・・・・・・2個
牛乳・・・・・・・大さじ1
ピザ用チーズ・・・大さじ2
塩・・・・・・・・少々
黒こしょう・・・・少々
①耐熱ボウル(耐熱でしたら底の深い器でもOK)に卵をときほぐし、牛乳・ピザチーズ塩こしょうを入れて味を整える。
②電子レンジ(500w)でラップをかけず1分10秒加熱する。
③表面が盛り上がってきたら一度取り出し、菜箸かフォークで細かくなるまで混ぜる。
まだ柔らかい場合は、好みの固さになるまで10秒ずつ加熱する。
④ちょうど良い固さになったら器を変えます。
※器が熱いのでどんどん固くなってしまうため
【野菜やフルーツを切る】
カラートマト、ゴールドキウイは半分にカット。
ラディッシュは薄切りに。
アボカドも細かくスライスします。
少し固めのアボカドを使うのがポイントです。
【盛りつける】
①お皿を4分割して左上に水切りしたベビーリーフを、ふんわり高さを出して盛りつけます。
左下にカラートマトも。
②お皿の中央にスクランブルエッグを。
ベチャッとしないよう高さを出すのがポイントです。
③スクランブルエッグを囲むようにカットしたアボカドを置きます。
④右上にキウイを置きます。
⑤キウイの下に、軽くトーストしたライ麦ブレッドを置きます。
⑥空いたスペースに生ハムを半分にたたみ、重ねておいていきます。
⑦ラディッシュをベビーリーフの上にバランス良く散らします。
⑧ベビーリーフとトマト・アボカドにエジプト塩をトッピング。
⑨最後にベビーリーフ・アボカド・スクランブルエッグ・生ハムにドライパセリを振って完成です。
ワンプレートディッシュに欠かせないお気に入りアイテム
ハーブティー
地元のお店で購入したハーブティー。
クセがなく、料理の邪魔をしないお気に入りです。
KNNTOのティーポット
シンプルなフォルムのティーポット。
エジプト塩
塩・ナッツ・スパイスをブレンドした魔法の万能調味料です。
パッケージの素敵なジャム
素敵なパッケージのジャムは、テーブルに置いておくだけで気分が上がります。
クチポールのカトラリー
置いてあるだけで絵になるカトラリー。
作家さんのカップ
最近はシンプルで洗練された形のものをよく使います。
お気に入りのワンプレートディッシュで、素敵な1日の始まりを
ライ麦ブレッドにはジャムではなく、アボカドやスクランブルエッグ・生ハムを乗せても!
盛りつけるものは自由にアレンジして、自分だけのお気に入りのワンプレートを作ってみてください。
ワクワク楽しい1日を過ごせますように♪