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自家製ぬか漬けで「ぬか」が再びブームに!

ぬか床初心者用簡単キットも登場。品切れとなり、入荷待ちも。

日本の伝統食でもある“ぬか漬け”。昔は嫁入り道具としても親しまれてきたこのぬか漬けは今、自宅で漬けることがブームとなりつつあります。この背景には、発酵食ブームに加えて、美容や健康に良いという評判や芸能人が自宅で「マイぬか床」を所有し、ぬか漬けに取り組んでいる様子がメディアでも取り上げられたため、多くの人が関心を寄せています。
さらに最近では、「ぬか」自体を食べる『ぬか食』が新たに注目されており、今回はその秘密に迫ります。

目次✍

■日本古来のスーパーフード「米ぬか」 漢字からもわかる 糠(ぬか)と人の深ーい関係
■「ぬか」は近年急増する生活習慣病予防にも不可欠な存在だった!
■栄養価が見直され、「ぬか食」の時代がやってきた!
■まとめ

そもそも「ぬか」とは?

「ぬか」とは、米など穀物の胚芽と種皮をあわせた部分を指しています。日本では昔から「米ぬか」が一般的で、江戸時代に白米を食べることが主流となった際にはぬか床にしたり、洗剤の代わりにしたり、畑の肥料にしたり、さまざまな用途で使われてきました。

日本古来のスーパーフード「米ぬか」 漢字からもわかる 糠(ぬか)と人の深ーい関係

「ぬか」は漢字で「糠」、「米」に健康の「康」と書きます。この漢字からも日本人が「ぬか」の持つチカラを昔から理解していたことがうかがえます。今日では、その栄養価の高さから「ぬか」は日本古来のスーパーフードとも言われています。
江戸時代の前の安土桃山時代までは玄米を主食としていたため、玄米から自然に「ぬか」を取り入れることができていました。

江戸時代以降に「ぬか」は広がった

しかし、江戸時代に精米技術が発達し、白米が人気となりました。
これにより、江戸っ子たちにビタミンB1の欠乏症によっておこる脚気(かっけ)が大流行し、「江戸患い」とも呼ばれました。

このような白米人気の一方で生じた健康状態の悪化を受けて「ぬか」の機能が注目され、「ぬか」の効果が広く知れ渡ったと言われています。

 

12月13日はビタミンの日。なんと日本人が「米ぬか」から発見!!
1910年、鈴木梅太郎博士が「米ぬか」の中に脚気(かっけ)を予防する成分があることを発見。 鈴木博士はこの成分をオリザニンと名付けました。1年後にポーランド人科学者フンク氏により発見されたビタミンB1を国際学会で発表。ビタミンの方が国際学会での発表が早かったため、世界的にはビタミンの名称が普及。鈴木博士の功績を湛え、この知識普及を目的に2000年9月に「ビタミンの日」制定委員会が制定。

「ぬか」は近年急増する生活習慣病予防にも不可欠な存在だった!

近年、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が問題となっていますが、「ぬか」にはビタミンB1だけでなく、生活習慣病の予防に役立つ栄養素が多く含まれています。

例えば、γ-オリザノールはコレステロールの改善に有効です。さらには、便通改善や整腸効果が期待できる食物繊維はごぼうよりも多く含まれています。つまり、「ぬか」は生活習慣病を予防し、健康な体を維持するために積極的に摂りたい食品なのです。

「ぬか」に含まれる代表的な栄養素

γ-オリザノール
更年期障害の緩和、コレステロール低下作用で動脈硬化や生活習慣病予防が期待できる栄養素

食物繊維
腸内環境の調整、食後の血糖値の上昇を抑える栄養素

ビタミンB
糖質の代謝促進に欠かせない栄養素

IP6(フィチン酸)
高い抗酸化作用で、動脈硬化予防が期待できる栄養素

ビタミンE
老化などに関連する活性酸素の除去が期待できる栄養素

イノシトール
脂肪肝、動脈硬化の予防が期待できる栄養素

フェルラ酸
脳機能改善で認知症予防に注目の栄養素

栄養価が見直され、「ぬか食」の時代がやってきた!

わき役だった「ぬか」が今“ 食べ物”として注目されています。

昔から「ぬか」を毎日摂取する「米ぬか健康法」と呼ばれるものはありますが、近年再び期待が高まっています。レシピサイトにはたくさんの「米ぬか」レシピが公開されているほか、小学館発刊の「米ぬか」を使った料理レシピ「米農家もうえもん母娘の米ぬかレシピ(本体1,000円+税)」をはじめ、レシピ本も複数出版されています。

また、「ぬか」のお菓子、おにぎりやせんべい、お茶、ふりかけ、糠サンマ、北九州のぬか床炊きなど多種多様な商品が展開されており、食べ方も多様化してきています。

そして、発芽玄米も、「ぬか」をしっかり摂れる食材の1つ。玄米は食べづらいイメージが付きまといますが、発芽することで酵素が活性化し、甘みとうまみが増加。さらに柔らかくなり、食べやすくなります。「発芽玄米」は栄養価の高さに加え、日常的に食べやすいもってこいの「ぬか食」と言えます。

まとめ

こんなにも栄養価の高い「ぬか食」。毎日の食事に摂りいれて、健康維持に役立てたいですね!

記事制作

fancl style編集部

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