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顔や目がむくみでパンパンに!?鍼灸師に教わる原因と解消法・マッサージ!

夜遅くまでお酒を飲んだり、ちょっと贅沢なご飯を食べたりした翌朝、顔や目がむくんで焦った経験はありませんか?

水分は重力に従って落ちていくため、日中は顔のむくみはさほど目立ちません(脚の方がむくみがちです)。
しかし、就寝中は心臓と顔が同じ高さになり、水分が下に落ちていかないので寝起きは顔がむくみやすいのです。

そこで今回は、朝のむくみの解決方法を、さくら治療院の神崎貴子先生に教えていただきました。

目次✍

顔のむくみの原因は?
朝起きたら試してみよう!2つのむくみ解消方法
5分でOK!簡単リンパマッサージ
まぶたがむくんでいるなら、ツボ押しを!
想像以上に簡単♪ むくみに効くお灸にチャレンジ!
むくむ前に防ぐ!スッキリ朝を迎えるための『寝る前の3か条』

顔のむくみの原因は?

原因① リンパの流れの滞り

むくみの原因のひとつは、リンパの流れの停滞にあります。
「リンパ」とは、血管のように体内に張り巡らされている「リンパ管」、リンパ管の中を流れる「リンパ液」、リンパ管の中継地点にあたる「リンパ節」の総称のことを指します。
そして、リンパを流れているリンパ液は、余分な水分や老廃物を運び、それらの排出を助けています。

健康なときは、リンパの流れはスムーズです。
しかし、寝不足や不摂生などをしていると、リンパ液は停滞し始めます。
そうすると、老廃物が排出されずに体内に残り、むくみを引き起こしてしまうのです。

原因② アルコールや塩分のとり過ぎ

アルコールの血中濃度が上がると、体は水分を血管の中に引き込んでバランスをとろうとします。
そうすると、リンパの流れが滞りやすくなってむくみがちになります。
また塩分の高い食事をとることも、アルコールと同様の理由で、むくみの原因となります。
飲み会やお食事会での飲食は、ほどほどを心がけましょう。

朝起きたら試してみよう!2つのむくみ解消方法

つまり、むくみを解消するためには、リンパの流れを良くすること・血流を良くすることが大切!
そこで、朝起きて顔のむくみが気になるときは、以下の解消方法を試してみましょう。

お酒の飲み過ぎによるむくみの場合 ➔ 温冷湿布で血流を促す

お酒の飲み過ぎでむくんでいるときは、血流を良くして水分の排出を促す「温冷湿布」がおすすめです。
濡れたタオルをお湯や電子レンジで温めて「温湿布」を作り、顔を包みます。
次に、冷たい水で濡らしたタオル(冷湿布)を顔に当てて引き締めます。
これを2~3回繰り返します。

湿布の循環

寝不足によるむくみの場合 ➔ 汗をかいて新陳代謝を促して

寝不足はリンパの流れを滞らせる要因の一つ。
そんなときは、さっと入浴をして汗をかいて代謝や血行を良くしましょう
朝は時間に追われる人が多いかもしれませんが、短時間でも入浴すると、寝不足でボーっとした頭もリフレッシュできて一石二鳥なので、おすすめです。

風呂に浸かる女性

5分でOK!簡単リンパマッサージ

滞ったリンパの流れを整えるマッサージも効果的です。
そこで今回は、5分でできる簡単リンパマッサージをご紹介します。

リンパは皮膚のすぐ下を通っているため、強く揉む必要はありません。
優しく、皮膚を動かすようなイメージで行いましょう。

 

1.リンパ液の出口になる鎖骨のくぼみを、左右にクロスした手で円を描くようにマッサージしましょう。

エクササイズ

2.首まで、少しずつ上に向かいながらマッサージしましょう。

エクササイズ

3.フェイスラインまで上がったら、一度下がって、首にたまっているいらないものを鎖骨に流しましょう。

エクササイズ

4.首のリンパの流れを良くしたら、いよいよ顔へ。
外側から内側に向かって円を描きながらマッサージしていきましょう。
回すごとに、外側に引くようにするのがポイント。
気になる部分を適宜、肌を傷つけない強さで。

エクササイズ

まぶたがむくんでいるなら、ツボ押しを!

まぶたがむくんでいるときは、目の周りのツボ押しがおすすめです。
ツボは「神経の交差点」。
押すことで、血液の循環や代謝が良くなるといわれています。
まぶたのむくみに効くツボは、眼球と眼球の周りの骨の境目にあります。
骨に沿って痛気持ち良い程度の強さで押してみましょう。

眼球自体は押さないようにしましょう。

顔にあるツボ

想像以上に簡単♪ むくみに効くお灸にチャレンジ!

むくみの改善にはお灸もおすすめです。
温めることで血行が良くなるので、むくみ改善に効果的
薬指の根本の骨近くに、むくみに効く「中渚 (ちゅうしょ) 」というツボがあるので、ここにお灸を乗せて火をつけ、3分ほどで終了です。
お灸に馴染みのない方も多いと思いますが、けむりが出ないものも市販されているので、試してみてはいかがでしょうか。

中渚

むくむ前に防ぐ!スッキリ朝を迎えるための『寝る前の3か条』

1.食事は寝る2時間前には済ませる

寝る直前の食事や塩分の多い食事は、むくみの原因になります
付き合いなどで難しいときもあると思いますが、最低でも就寝の2時間前までには済ませるように心がけましょう。

2.湯舟で体を温める

湯舟に浸かって体をしっかり温めると血流が良くなり、リンパの流れもスムーズになります
また、入浴によるリラックス効果もむくみ予防につながります。
リラックスしやすいよう、香りの良いバスミルクやアロマを用いるのもおすすめです。

うつぶせ寝は避ける

睡眠時間だけではなく、寝る体勢も重要です。
特に、うつぶせ寝は寝返りを打ちづらいため、同じ体勢が長く続いてしまい、下になっていた側に水分が偏ってむくみやすい傾向があります
「寝返りを打ちづらいような重いふとんをかけていないか」など、寝具も見直してみましょう。

まとめ

むくんでしまってブルーな朝も、対処方法を知っていれば安心!
あわせて、できるだけむくまないようにするための予防対策もぜひ実践してみてくださいね。

なお、むくみがあまりにひどい・慢性的なむくみに悩まされているという場合は、病気が原因ということもありえます
不安がある方は、一度病院を受診することをおすすめします。

監修

神崎 貴子(かんざき たかこ)

神崎 貴子(かんざき たかこ) 鍼灸師・あんま指圧マッサージ師・スポーツアロマトレーナープロフェッショナル

東京都恵比寿にある鍼灸治療院「さくら治療院」院長。
忙しい日常の中で暮らす女性のために、その時々にあった心と体のケアを提供している。また、「スポーツアロマ」を通じてアスリートをケアしたいという思いのもと、「プレミナセラピストスクール」を開校。スポーツアロマトレーナーの育成にも力を入れている。
著作に『深層に響く、効く 神崎式 はじめてのツボ&リンパ』(大泉書店)などがある。

さくら治療院:http://sakusakura.com/index.html