老眼・疲れ目対策

目が疲れやすい、目の調子が悪い。それは老眼の初期症状かも?
老眼やスマホ老眼の基礎知識や、アイケア方法を、専門家がアドバイス。

もしかすると老眼かも……老眼をチェックする方法は?

老眼なんてまだまだ先だと思っていたのに、実はすでに老眼になっていた……そんなケースも少なくありません。老眼になったら、早めのアプローチを取り入れて、目にかかる負担を少しでも減らしたいところ。そのためには、まずは自分で老眼に気付く必要があるでしょう。

そこで今回は、ほしあい眼科の星合繁院長監修のもと、早期の受診につながる老眼のチェック方法についてご紹介します。

目次

老眼になる割合が高い年齢は?
老眼のチェック方法をご紹介
最近よく聞く「スマホ老眼」!スマホ老眼をチェックする方法は?
いまからできる!老眼の対処法について

 

老眼になる割合が高い年齢は?

そもそも、老眼はいつ頃から意識しはじめればよいのでしょうか?

老眼になる年齢には個人差があります。早い場合は30代後半になる人もいますが、一般的には45歳前後に発症する割合が高くなるといわれています。ただし、近視の人はもともと近くにピントが合っているため、老眼を自覚しにくい傾向にあります。

老眼の原因となるピント調節機能は年齢とともに低下しますが、60代くらいをピークに老眼の進行は落ち着いていきます。

 
 

老眼のチェック方法をご紹介

老眼になったら、なるべく早めに眼科で検査を受けて、メガネやコンタクトレンズで矯正することが大切です。

とはいえ、老眼になったことに気が付かなければ、早期の受診にはつながりません。老眼の可能性がないか、次の2つの方法でチェックしてみましょう。

日常生活でのセルフチェック

日常生活で現れやすい老眼のサインを集めてみました。思い当たることが2つ以上あれば、すでに老眼になっているかもしれません。

 

  • □小さな文字が見えにくい。
  • □近くのものを見ると疲れる。
  • □肩がこるようになった。
  • □スマートフォンの入力ミスが多くなった。
  • □夕方になると、ものが見えにくい。
  • □本を読むときに、少し遠ざけるとよく見えるようになった。
  • □子どもの顔がぼやけてしまう。
  • □商品に書かれている説明文が読みにくい。
  • □アイラインがきれいに引けなくなった。
  • □頭痛がよく起こるようになった。

 

指を使ったセルフチェック

次に、人差し指を使ったチェック方法をご紹介しましょう。

 

  • 1.腕を体の前にまっすぐ伸ばし、人差し指を立てて指紋を見る。
  • 2.人差し指をゆっくりと目に近付ける。
  • 3.はっきり見えていた指紋がぼやけた位置でストップする。
  • 4.目から人差し指までの距離を測る。

 

4の距離が30cm以上になる場合は、老眼の可能性が考えられます。

ご紹介した2つのチェック方法は、あくまでも目安です。老眼のサインの現れ方には個人差がありますし、老眼ではなく病気による不調だったというケースもあるでしょう。セルフチェックは参考にとどめ、くわしい検査を眼科で受けてくださいね。

 
 

最近よく聞く「スマホ老眼」!スマホ老眼をチェックする方法は?

スマートフォンの長時間使用によって、若い人にも老眼と同じような症状が現れることがあります。これはスマホ老眼と呼ばれるもので、そのままにしておくと目の不調だけでなく、頭痛や肩こりなど症状が全身にわたってしまうことも……。

スマホ老眼も老眼と同じような症状が出るので、基本的にはご紹介した老眼のチェック方法を試してみるといいでしょう。とくに、次の項目のいずれかに当てはまる場合は要注意です。

 

  • □スマートフォンを1日3時間以上使用する。
  • □画面を目に近づけて見るクセがある。
  • □最近スマートフォンの文字が読みにくくなってきた。

 

スマートフォンが手元にあると、いつものクセでつい見てしまう人もいるかもしれません。意識して持ち歩かない時間をつくるなどして、上手に付き合いたいですね。

 

いまからできる!老眼の対処法について

老眼になったら、まずは眼科で検査を受けることをおすすめします。

老眼になる年齢は、白内障(はくないしょう)や緑内障(りょくないしょう)、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)といった目の病気にもかかりやすい時期。老眼鏡やコンタクトレンズを購入するにしても、医師に処方してもらうと安心です。

また、いつも何気なく繰り返す習慣が、老眼の進行を後押しすることもあります。次のような対処法を取り入れて、目にかかる負担を和らげましょう。

遠くをぼんやりながめて目を休める

近くのものを見たり同じものを見続けたりすると、目が疲れやすくなります。できれば目の疲れを感じる前に、適度に休ませることが大切です。

とくにパソコン作業や読書、クルマの運転など、目が疲れやすい環境にあるときは、1時間に10分くらいの休憩をとり、遠くをながめて目を休めましょう。遠くにある何かを凝視するのではなく、ぼんやりながめるのがポイントです。

 

蒸しタオルで目を温める

目のピント調節機能に関わる毛様体筋が固くなると、老眼につながります。おすすめは、蒸しタオルを使って目を温める対策です。

 

  • 1.ハンドタオルを水に濡らして、クルクルと巻く。
  • 2.電子レンジで加熱する(目安は600Wで30秒程度)。
  • 3.ヤケドをしないように注意しながらタオルを振り、40℃くらいになるまで冷ます。
  • 4.閉じた目の上に、温めたハンドタオルを5分くらいのせる。

 

蒸しタオルで目のまわりを温めることで、固まった毛様体筋をほぐしながら、血行にも働きかけることができます。ヤケドを防ぐため、タオルが熱すぎる場合は少し冷ましてから使ってくださいね。

 

老眼鏡をかけるとますます老眼が進むのではないかと心配する人もいますが、むしろ老眼鏡なしでがんばって見続けることで、目に大きな負担がかかってしまいます。老眼のサインに気付いたら、早めに眼科で検査を受けて、目にやさしい環境を保ちましょう。

監修

星合繁 先生

星合繁 先生 医療法人社団豊栄会ほしあい眼科院長 / トラベクトーム研究会認定医師(緑内障手術)/ ICL認定ドクター(屈折矯正手術)

佐賀医科大学卒業後、同大学付属病院に勤務。三井大牟田病院、東京理科大学生命科学研究所、栗原眼科病院勤務(副院長)を経て、医療法人社団豊栄会ほしあい眼科院長に就任。

網膜硝子体手術や斜視手術を得意とし、白内障手術や緑内障手術、まぶた結膜手術など多くの執刀実績をもつ。