老眼・疲れ目対策

目が疲れやすい、目の調子が悪い。それは老眼の初期症状かも?
老眼やスマホ老眼の基礎知識や、アイケア方法を、専門家がアドバイス。

忙しい女性の青クマ・目もとのどんより……原因は「眼精疲労」!? お疲れ目を解消してキラキラにする方法

忙しいとついついできてしまう、目の下のクマやくすみ。
これらの原因は眼精疲労にあるかもしれません
でも、眼精疲労は目もとの悩みにどのように影響しているのでしょうか?

今回は、クマの治し方や眼精疲労を防ぐ方法などを、眼科スターアイクリニックの堀越淑子院長に詳しく教えていただきました。

目次✍

眼精疲労はどんな状態?
眼精疲労になる理由とは?
 【1】「目の疲れ」
 【2】ドライアイ
 【3】老眼
 【4】矯正が不適切なメガネやコンタクトをしている
眼精疲労でクマやくすみが現れる理由と対処法
 【1】青クマを治すにはどうしたらいい?
つらい眼精疲労を防ぐ方法
 【1】遠くを見て目を休ませる
 【2】目の体操をする
 【3】血流をよくする
 【4】まばたきをする
 【5】加湿器を使う
 【6】エアコンや扇風機の風を避ける
 【7】目の疲れをとるツボを刺激する
おわりに

眼精疲労はどんな状態?

眼精疲労になると、血行不良による頭痛・肩こり・吐き気のほか、からだのだるさ・不眠・イライラ・抑うつなど全身症状が現れます。
軽い疲れ目なら一晩眠れば解消されますが、眼精疲労では眠っただけでは治まりません。
症状が酷い場合は、眼科を受診しましょう。

 

 

眼精疲労になる理由とは?

①長時間、近距離の作業をしたことが原因の「目の疲れ」

眼精疲労の理由の多くは、長時間のパソコン作業のように、長時間近い場所に焦点を合わせていると発生します。
日々の目の疲れを放置していると、筋肉がこわばり、悪化すると眼精疲労になることがあるのです。

②ドライアイ

「ドライアイ」も眼精疲労につながる要因のひとつです。
ドライアイの原因のひとつとして、上下のまつ毛の生え際にある「マイボーム腺」が詰まり、油分の分泌量が減ることが知られています。

目の表面は、マイボーム腺から分泌される油で覆われています。この油が涙の蒸発を防いで、目の潤いを保つ働きをしています。しかし、長時間のPC作業などで瞬きの回数が減ってしまうと、マイボーム腺から油の分泌がされなくなり、マイボーム腺の詰まりが生じます。油膜が減って目の水分が蒸発すると、視界がかすんで見えづらくなり、目が疲労します。

なお、眼精疲労になるとドライアイも加速するため、注意が必要です。

③老眼

さらに「老眼」をきちんと矯正していないと、眼精疲労になることもあります。目は「毛様体筋」が伸び縮みすることで、「水晶体」を厚くしたり薄くしたりしてピントを調節していますが、加齢によってこの機能は衰えます。老眼の症状があるのに矯正しないままでいると、ピントが合いづらく、目の疲れがたまって眼精疲労に進んでしまいます。

眼科医と相談をし、老眼鏡もしくはPC専用メガネを処方してもらうことをおすすめします。

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④矯正が不適切なメガネやコンタクトを装用している

適切な視力矯正をしていないと毛様体が疲労して、若い人でも老眼と同じような目の状態になることがあります。「近距離のPCやスマホにピントが合いにくい」と悩んでいる方は、一度眼科医に相談したうえで、メガネやコンタクトの度数を見直してみてはいかがでしょうか?

 
 
 

眼精疲労でクマやくすみが現れる理由と対処法

眼精疲労がすすむと、目もとの毛細血管の血流も滞りがちになるため、クマやくすみが出やすくなります。
クマにはいろいろな種類がありますが、眼精疲労では特に「青クマ」が出やすいといえます。
青クマが出やすい人の特徴は以下です。

青クマを治すにはどうしたらいい?

ホットタオルを目もとに乗せたり、マッサージで血流を促したりしましょう。
マッサージをするときは、血行促進作用のある「ビタミンK」入りのアイクリームを使って、やさしく行いましょう。
またエステなどで全身をマッサージして、からだ全体の血行をよくすることもおすすめです。また、タバコも控えるようにしましょう。

つらい眼精疲労を防ぐ方法

眼精疲労になってつらい頭痛や肩こりなどの全身症状が現れると、セルフケアでは治りにくくなります。
酷い眼精疲労になる前に、以下のようなセルフケアをすることを心がけましょう。

①遠くを見て目を休ませる

パソコンや手元の作業をするときは、45~60分ごとに目を休ませるようにしましょう。特にPCは45分以上しないように心がけてください。
最も効果的なのは、こまめに遠くを見ることです。
ピントを調節している「毛様体筋」は近くを見るときに緊張して負荷がかかります。
遠くを見ると筋肉が緩み、目を休めることができるので、積極的に遠くを見るようにしましょう。

②目の体操をする

近くのものを10~20秒見たら、遠くのものを5分程度見ることを交互に行いましょう。
頭は動かさず目だけを動かすのがポイントです。

▼こちらの目の体操もおすすめ▼

③血流をよくする

ホットタオルやホットアイマスクなどを利用して、目の周りの血流を促しましょう。
温めることでドライアイの主要因であるマイボーム腺の詰まりも解消されて、涙の蒸発を防げます。

④まばたきをする

パソコンやゲームの画面などを集中して見ていると、まばたきの回数が減ります。
通常の回数は1分間に20回程度なので、作業中もできるだけまばたきをするように意識しましょう。
ギュッと目をつぶったりする必要はなく、自然なまばたきをするだけでOK。
マイボーム腺が刺激されて油分が分泌され、目を乾燥から守ることができます。

⑤加湿器を使う

目の乾燥を防ぐために、加湿器を利用しましょう。
パソコン作業時などには、卓上加湿器をつけるといいでしょう。

⑥エアコンや扇風機の風を避ける

エアコンや扇風機の風を直接顔に受けると、目が渇きやすくなります。
座る位置を変えたり、角度や向きを調節したりして、なるべく直接当たらないように気をつけましょう。

⑦目の疲れをとるツボを刺激する

下記のツボを、親指や中指で気持ちいいと感じる程度の強さで5~6回ずつ押すか、くるくるとマッサージしましょう。

<顔にあるツボ>

【攅竹(さんちく)】両眉頭の内側の少しへこんだところにあるツボ
【晴明(せいめい)】鼻のつけ根の横、左右の目頭のくぼんだところにあるツボ
【瞳子りょう(どうしりょう)】左右の目尻より外側の少しくぼんだところにあるツボ
【四白(しはく)】黒目の真下、頬骨より少し下のくぼんだところにあるツボ

<頭にあるツボ>

【百会(ひゃくえ)】左右の耳を頭のてっぺんで結んだところにあるツボ
【風池(ふうち)】左右のうなじの生え際より少し外側のくぼんだところにあるツボ

<肩にあるツボ>

【肩中愈(けんちゅうゆ)】首の真後ろの出っ張った骨から左右に指三本分外側にあるツボ
【肩井(けんせい)】肩の一番高いところにあるツボ

おわりに

眼精疲労によるクマなどを防ぐには、疲れ目を放置しないことが大切です。
眼精疲労や疲れ目を防ぐ対策法で、目に疲れをためないようにしましょう。

また目に良い栄養を摂ることも有効です。
特に網膜は、ものを見るときにスクリーンのような役割をする大切な場所。
網膜に必要な栄養素「ロドプシン」の働きを助ける、「アントシアニン」や「ビタミンA」を積極的に摂りましょう。
アントシアニンはブルーベリーに、ビタミンAはうなぎやにんじんなどに多く含まれていますが、定期的にサプリメントで補うのも手です。

疲れ目や眼精疲労を予防して、くすみのないキラキラな目もとを目指しましょう!

◇監修の先生プロフィール

堀越淑子先生

堀越淑子先生 眼科スターアイクリニック院長

眼科スターアイクリニック院長。帝京大学医学部を1988年に卒業し、同大学で眼科研修を修了する。同大学派遣病院である立川相互病院で眼科院長として1997年から2003年まで勤務。その後、白内障手術を専門に病院や眼科クリニックで約3万件の白内障手術を執刀。2009年、LASIK手術も同時に習得しロサンゼルスのDr.Assil Eye Institut に留学し、Dr.Assil氏より手術指導を受ける。帰国後の現在は、眼科スターアイクリニックの院長を務めると同時に立川相互病院、東久留米眼科、中川眼科においても同時に白内障手術を執刀。眼科スターアイクリニックでは、単焦点白内障手術以外にも多焦点白内障手術や乱視矯正白内障手術も行い、その人個人に合った眼内レンズを個人の生活スタイルや目の特性に合わせてコーディネイトする、いわば「オートクチュールの眼内レンズ選び」に力を注いでいる。

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