ダイエット

食事・運動・生活習慣・メンタルまで!効果的で無理のない、
おすすめのダイエット方法を専門家がアドバイス。

【武田敏希監修】背中・腰回りをダイエット!30代から意識したい『スーパーフィシャルバックライン』とは?/ 前編

30代前後から
「背中や腰回りにお肉がついてきた」
体重はさほど変わっていないのに、贅肉のつき方が変わってきた
そんなふうに感じている女性は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、人気のイケメンパーソナルトレーナー・武田敏希さんに、大人のダイエットの心得や具体的な方法を教えてもらいました。


前編は、背中・腰回りダイエットのポイント・生活習慣や食生活の注意点などをご紹介。後編では具体的なストレッチのやり方と、ダイエットを続けるためのコツなどを教えていただきます。

目次✍

背中や腰回りにお肉がつくのは“背骨が硬く”“呼吸が浅い”から
背中・腰回りを鍛えると、脂肪がつきにくい体質になれる
現代人は、糖質制限を意識するくらいがちょうど良い!?

 

背中や腰回りにお肉がつくのは“背骨が硬く”“呼吸が浅い”から

--まず、背中回りにお肉がつきやすくなる理由を教えていただけますか?

武田:背中回りにお肉がつきやすくなる理由のひとつに、背骨が硬くなっていることがあげられます。背骨回りには、いろいろな筋肉がたくさんついているのですが、背骨が硬いと、そこに付随している筋肉たちの動きも悪くなりがちです。その結果、動作不良を起こし脂肪がつきやすくなってしまうと考えられます。

また、肩甲骨の下には、“脂肪を燃やしてくれる脂肪”といわれる「褐色脂肪細胞」があります。しかし、褐色脂肪細胞は年齢とともに減少していってしまいます。これも年齢とともに痩せづらくなる原因のひとつだと考えられます。褐色脂肪細胞を活性化させるためにも、背骨を柔らかく保つのはとても大切です。

--では、腰回りにお肉がつきやすくなるのはなぜなのでしょうか?

武田:そもそも皮下脂肪や内臓脂肪は、お腹や腰回りにつきやすいという性質を持っています。特に成人女性はお腹を守るために、女性ホルモンの作用で腰回りに特に皮下脂肪がつきやすいんです。

それに加えて「現代人は呼吸が浅い」というのも、お腹や腰回りに脂肪がつきやすくなる要因だと言えるでしょう。人間は呼吸をするとき、横隔膜が動き肺を膨らませているのですが、呼吸が浅いと横隔膜・肺の動きが鈍くなります。そうすると、連動して腹圧がしっかりと入らなくなり、それがぽっこりお腹の要因となることも。腹圧が弱まり内臓が下がってくることを防ぎたいですね。

まとめると
呼吸が浅くなる → 横隔膜がしっかり働かなくなる → 腹圧がしっかり保てなくなる → 内臓が下がってくる
この一連の関係性が、腰回りやお腹にお肉がつきやすい理由のひとつだと言えます。

背中・腰回りを鍛えると、脂肪がつきにくい体質になれる

--背中や腰回りの鍛え方は後ほどお伺いしたいのですが (近日公開する後編をご覧ください、それらを鍛えることで期待できる効果を教えていただけますか?

武田:背中や腰回りの部位を鍛えると、まずはダイエット効果が期待できます。それに加えて、全身の筋肉の動きが良くなるので姿勢が改善したり、脂肪がつきにくくなったりする効果も期待できます

 

--脂肪がつきにくくなるのはとても嬉しいのですが、なぜなのでしょうか?

武田理由として、「アナトミートレイン」についてご説明しますね。アナトミートレインとは、人間の体内にある筋肉と筋膜のつながりのことです。“トレイン”と言うだけあって、まるで電車の路線図のように体の中に12ラインが走っています。なかでも、腰回りや背中回りと関わりが深いのが「スーパーフィシャルバックライン」というラインです。

スーパーフェイシャルバックライン

スーパーフィシャルバックラインは、眉毛のあたりから始まり、頭蓋骨・首・背中・骨盤の中を通って、ももの裏・ふくらはぎ・足の裏までつながっています。つまり、このラインの通り道である背中や腰回りの筋肉を整えてあげると、それに連動して体の多くの筋肉が弛緩して、筋肉の質が良くなったり動きやすくなったりするのです。その結果、姿勢が改善されて体がゆがみにくくなり、体に余分な脂肪がたまるのを防ぐ効果が期待できるのです。

現代人は、糖質制限を意識するくらいがちょうど良い!?

--食事面で気をつけるべきポイントはありますか?

武田たんぱく質を積極的に摂るのがおすすめです。たんぱく質は筋肉のもとになりますし、たんぱく質を摂取すると体内の熱生産が高まりますざっくりとした計算なのですが、例えば100キロカロリーのたんぱく質を摂ったとしたら、そのうち30%は熱生産に使われます。つまり実際に体に吸収されるのは、70キロカロリーということになります。また、たんぱく質は摂っても、血糖値がほとんど上昇しないのもポイントですね

たんぱく質には動物性たんぱく質と植物性たんぱく質があるので、両方をバランス良く摂りましょう。植物性だと納豆や大豆・豆腐など。動物性だとチーズ、お肉は豚・鶏・牛・ラムなどがいいですね。

食材のイラスト

--ダイエットには糖質制限がいいとよくいわれますが、やはり意識したほうがいいのでしょうか?

武田:たしかに糖質は摂取しすぎると中性脂肪に変わってしまう性質を持っています。でも、おにぎり2/3個~1個の量の糖質なら、朝昼晩と毎食食べてもほぼ大丈夫です。

しかしながら、現代人は日常生活で炭水化物を摂りすぎている傾向があるので「できるだけ制限しよう」と気をつけるくらいがちょうど良い摂取量になるのではないかと僕は考えています。ドレッシングや調味料にも糖質が含まれている現代の食文化において、人は想像以上に糖質を摂取しているんです。

「糖質制限は良くないよ」という声もありますが、「現代人は、そもそも結構な糖質量を摂っているから制限しても大丈夫だよ」と僕は思います。

トレーニングする武田敏希さん

--他に、生活習慣で気をつけるべきことは何かありますか?

武田:そうですね……あまり回答になっていないのですが『ここさえ気をつければどうにかなる!』という方法は正直無いんです。年齢や性別由来の要因が“複数”重なるから、太ったり姿勢の締まりがなくなったりするので、ピンポイントな改善策というのはあまり存在しません。これは、背中回りや腰回りに限ったことではなく、全身に言えることです。

だから若々しい体型を保つには、気になる部分に加えて、体全体を整え、食事面などの複数の面を気にするようにしてください。加えて言うならば、良好な血行、そして温かい体温を維持するように意識するのをおすすめします。体を冷やさないために、食べるものはできれば温かいものを、お腹は腹巻きなどをするのも良いでしょう。シャワーではなく、温かいお風呂も入ったほうがいいですね。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回は、パーソナルトレーナーの武田敏希さんに、背中回りや腰回りのダイエットの秘訣について伺いました。
後編では、具体的なエクササイズの方法についてご紹介します。気になる方はぜひそちらもご覧ください!

監修

武田 敏希 (たけだ としき)

武田 敏希 (たけだ としき) パーソナルトレーナー

ストレッチダイエットジム「e-stretch(イーストレッチ)」、そして株式会社T-Fitの代表。
高校の部活でケガをしたことがきっかけでパーソナルトレーナーと出会う。2007年に某フィットネスクラブに入社し、スタジオインストラクター・パーソナルトレーナーとして活動をスタートし、2014年に株式会社T-Fit を設立。多くの芸能人やトップモデル・パフォーマー・アーティストなどのパーソナルトレーナーを担当し、テレビや雑誌にも多数出演している。

公式サイト:e-stretch

RECOMMEND おすすめ記事