ヘルスケア

生活習慣病や老眼、むくみなど、年齢によって変化するカラダに関するカテゴリです。
生活習慣の改善など、トラブルの予防と対策を提案します。

将来の老眼を予防するために。アイケアで目に優しい生活を

老眼とは、目の中にあるカメラのレンズのような役割をする水晶体の弾力が失われることによって目の調節機能が衰え、近くのものが見えにくくなってくるというもの。40代から60代にかけて徐々に進行していく、老化現象です。

老眼になると「薄暗いところで見えにくい」「小さな文字が読みにくい」など、日常生活に不便を感じることが増えてきます。そのため、できるだけ発症を遅らせたいと考える人も多いのではないでしょうか。目の老化を防ぐために、今すぐできるアイケアの方法をご紹介します。

日常生活の中で気をつけたいこと

1.外出時は紫外線対策を
目の中の水晶体が硬くなっていく原因のひとつとして挙げられるのが、紫外線による活性酸素の発生です。できるだけ目の中に紫外線が入らないように、日差しの強いときはUVカットのサングラスをかけるなどの対策をすると良いでしょう。

2.アルコールやタバコはほどほどに
紫外線と同様に、アルコールやタバコも活性酸素を発生させます。これらは老眼だけでなく、白内障など他の眼疾患を進行させる要因にもなりますので、適量を心がけてください。

老眼予防につながるアイケア方法

1.目に良い成分を含む食品を摂りましょう
目の細胞や網膜を正常な状態に保ってくれる「目のビタミン」と呼ばれるビタミンAは、特に積極的に摂りたい食品。レバーや魚などの動物性食品や、β-カロテンといわれる緑黄色野菜、果物などの植物性食品にも多く含まれています。ブルーベリーなどに代表されるアントシアニンの摂取も効果的。これらの成分が含まれているサプリメントを活用しても良いでしょう。

2.毛様体筋を鍛えましょう
水晶体を支える毛様体筋を鍛えることでも目の老化を遅らせることができます。疲れたときにホットタオルを目に当て、血液の循環を良くすると、毛様体筋のコリがほぐれて水晶体の弾力が柔軟になります。また、目をギュッと固くつむって、パッと目を開けるといった目の体操を繰り返すのも、毛様体筋のトレーニングになり効果的です。

3.目薬も活用しましょう
パソコンやスマートフォンは画面を凝視しがちになるため、どうしてもまばたきをする回数が減り、目の表面に乾きを感じる人も多くなります。ときどき意識して深いまばたきをするようにしてください。人工涙液と呼ばれる涙に近い成分の目薬などで目を潤してあげるのもおすすめです。

誰にでも起こり得る老化現象とはいえ、老眼の症状が出るのは少しでも遅いほうが良いに違いありません。今回ご紹介したアイケアの方法は、まだ老眼の自覚症状が出ていない30代から対策しておくことでより効果的であると思われます。いずれも日常生活の中で簡単にできることですから、目に負担をかけない生活を心がけると同時に、正しいアイケアを続けることで、将来の目の老化予防に努めましょう。

監修

岡山良子(おかやま りょうこ)先生

岡山良子(おかやま りょうこ)先生 医療法人社団済安堂 お茶の水・井上眼科クリニック院長

日本眼科学会会員。日本眼内レンズ屈折手術学会会員。1973年熊本大学医学部卒業。国立別府病院眼科、西眼科病院などを経て、1993年医療法人社団済安堂 井上眼科病院に入局。2012年より現職。入局以来、「病院の基本は外来診療にある」との考えから、ただ、診断・治療するだけの医療ではなく、患者視点に立った医療の実践を心がけている。

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