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若年層に「スマホ老眼」急増中!?その実態と対策を知ろう

若年層の間で、「手元の画面にピントを合わせづらい」「近くの文字が見えにくい」といった老眼のような症状を訴える人が増えています。スマートフォンをよく使う世代に多いことから「スマホ老眼」と呼ばれていますが、老化現象のひとつである老眼とは全く異なるものです。ここではスマホ老眼になるメカニズムと、ブルーライトが眼に与える影響、対策について解説します。

スマホ老眼とは?防ぐ方法はある?

近くのものを見すぎて眼のピント調節機能が一時的に衰えた状態を、「スマホ老眼」といいます。スマホの画面を長時間見続けると眼の筋肉が緊張し、ピントが近くに合ったままで固定されます。すると、ピント調節機能がうまく働かず、人によっては文字がぼやけたり見づらくなったりすることがあります。スマホ老眼は、加齢によってピント調節機能が衰えることで現れる老眼とは異なり、一過性の症状でおさまるのが特徴です。スマホ老眼を防ぐには、「スマホを操作している間にも意識して遠くを見る」「スマホを見る時間を短くする」といった対策をとることが大切です。

ブルーライトが眼に与える影響

ブルーライトは、スマホ老眼の直接の原因にはなりませんが、ブルーライトが眼に与える影響は、決して無視することはできません。可視光線のひとつであるブルーライトは、角膜や水晶体を通り越し、眼の奥の網膜まで届く強いエネルギーを持っています。浴び続けると網膜の中の「黄斑」にダメージを与え、「網膜黄斑変性症」や「加齢黄斑変性症」などの恐ろしい病気を引き起こすことがあります。ブルーライト対策として、ブルーライトの青色とは反対色のオレンジ、黄色、茶色のレンズを採用した「ブルーライトカット」の眼鏡をかけたり、ブルーライトを軽減するスマホアプリを導入したりすれば、網膜に与えるダメージを軽減することが可能です。

「ピントが合わない」「文字がぼやける」などのスマホ老眼の症状は、近くのものを長時間見続けることで現れます。したがって、スマホの操作だけでなく、本を集中して読んだときにも起こり得ます。原因は一時的に眼のピント調節機能が働かなくなるためで、老化がもたらす老眼とは異なるものです。こうしたスマホ老眼には、日頃からスマホを使う際には一定時間ごとに休憩をとったり、スマホを見る時間自体を減らしたりといった対策をとりましょう。

監修

大高功(おおたか いさお)

大高功(おおたか いさお) 横浜相鉄ビル眼科医院 院長

「日本眼科学会認定眼科専門医」、「横浜相鉄ビル眼科医院」院長。
1993年「慶応義塾大学医学部」卒業、「慶応義塾大学医学部眼科学教室」入局。「慶応義塾大学病院眼科」、「亀田総合病院(千葉県鴨川市)眼科」、「Miami大学医学部付属Bascom Palmer Eye Institute」、「静岡赤十字病院眼科」医長を経て、「横浜相鉄ビル眼科医院」を開業。手術治療を得意とするが、診断、薬治にも高い能力を持つ名医と評判で、その噂を聞きつけ、毎日全国からたくさんの患者さんが診察に来る。平成23年3月22日TBSテレビ「これが世界のスーパードクター」、インターネットサイト「All About 眼の病気ガイド」などメディアでも活躍中。

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