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子供も一緒に花粉症対策【後編】日常に取り入れたい食品

花粉症を根本的に治す「舌下免疫療法」を試してみたいと思いつつ(【前編】では、三茶おはな耳鼻科院長の松尾先生に、花粉症のお医者さんでの最新治療について伺いました。)、効果が出るまでの期間、食事の栄養バランスを整えることが基本ですが、その上で特に花粉症対策におすすめの食品はあるのでしょうか。日々、ファンケル総合研究所で健康に役立つ食品の研究をされている大濵研究員に、食品での花粉症対策について伺いました。

花粉症対策におすすめの食品

―花粉症対策に良い食べ物はあるのですか?

どのような食品でも薬ではないので、効果は穏やかですが、食品の中でも花粉症の改善効果が確認されているものはいくつもあります。例えば、野菜の王様と言われる栄養価の高いケール、幻の柑橘類と言われるじゃばら、話題の乳酸菌、その他にも麹菌発酵大豆甜茶シソハトムギルイボス茶などが挙げられます。

―例に挙げていただいた食品には、どのように効果があるのですか?

花粉症は免疫バランスの崩れが原因で起こると言われています。免疫と一言で言っても、例えば 体への侵入物に対して攻撃命令を出す免疫/体への侵入物でも、敵でないものへの攻撃を抑制する免疫/攻撃命令を受けてヒスタミンなどかゆみの元となる攻撃成分を放出する免疫 と、様々な種類と役割があります。攻撃命令を出す免疫が強くなり、攻撃を抑制する免疫が弱くなると、体に害の無い花粉も敵とみなされ、免疫による攻撃=花粉症になると考えられています。そして、先ほど挙げた食品に話を戻しますが、それぞれ花粉症に対する効果を発揮するメカニズムが違います。

・ケール

ケールは、ビタミンやミネラルを豊富に含むため、体本来の力を高め、免疫バランスを整えることが期待できます。さらに「フラボノール配糖体」や「糖脂質」が含まれるので、かゆみの元となるヒスタミンの放出を抑え、目や鼻のアレルギー症状を緩和することがファンケルの研究でも確認されています。

・じゃばら

聞きなれない名前かもしれませんが、じゃばらは和歌山県・北山村原産の希少な柑橘類。じゃばらには、かゆみの元となるヒスタミンの放出を抑える効果が期待できます。日常的に食べている人に「花粉症が改善した」と感じる人が多かったため、研究がすすめられた結果、「ナリルチン」というフラボノイドの一種で、ヒスタミン放出を抑える効果のある成分の含有量が、柑橘類の中でも群を抜いて多いことが確認されました。

・植物性乳酸菌K-2

乳酸菌は、免疫バランスを整えることが期待できます。乳酸菌には様々な種類があり、種類によって効果も違いますが、植物性乳酸菌K-2は花粉症の症状を緩和することが確認されています。

その他の食品でも、様々な研究で花粉症に対する効果が報告されています。

・麹菌発酵大豆 … 免疫バランスを整える効果

・甜茶 … ヒスタミンの放出を抑える効果

・シソ … ヒスタミンの放出を抑える効果

・ハトムギ … ヒスタミンの放出を抑える効果

・ルイボス茶 … ヒスタミンの放出を抑える効果

―食品での花粉症対策と薬での花粉症対策の違いはどんなところですか?

食品の花粉症に対する効果は穏やかですが、薬のような副作用は心配ないですし、なにより本来、体が必要としている『栄養』が同時に摂れます。それが最終的には、アレルギーに負けない強い体づくりにもつながるのではないでしょうか。お子様と一緒に花粉症対策を検討されるなら、上記のような食品を日々の食生活に取り入れることをおすすめします。

まとめ

食品は、花粉症に対して穏やかに効果を発揮し、副作用の心配もなく、栄養も摂れて体本来の力を高めることにつながるということがわかりました。今まで「花粉症に良い●●」という様々な情報に触れてきましたが、薬の良いところ・食品の良いところについて、今回お話を伺って整理することができました。間もなくピークを迎える花粉症シーズン。家族みんなでしっかり備えて、できるだけ快適に乗り切りたいですね。

 

子供も一緒に花粉症対策【前編】お医者さんでの最新治療

監修

大濵 寧之

大濵 寧之 総合研究所 機能性食品研究所

 2005年入社。サプリメントを飲み易い形に設計する「製剤」研究に12年従事し、2017年3月から青汁・発芽米の食品事業へ異動。製剤で培った技術を本製品に活かし、溶けやすく飲み易い青汁粉末を開発。「自分の家族にも飲ませられるか」を常に考えながら、飲み易く、安心安全な商品設計に取り組んでいる。

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