予防医療でかなえる充実した人生

「治療と予防」について

予防医療でかなえる充実した人生
病気にならない体づくり

生活に支障をきたす「病気」を防ぐために

一般的に病気は、体の痛みや機能の低下などで日常生活に支障をきたす状態をいいます。例えば、血圧が高いだけならば、急を要する問題ではありませんが、そのまま放っておくと、脳卒中や腎不全などのリスクが高まり、普段どおりの生活ができなくなる恐れが出てきます。

病気になると失うものが大きいのはもちろん、完治してもその後の人生に影響を及ぼすことが多いため、近年では、病気になったら治す「治療医療」から、病気になる前に病気の芽を摘む「予防医療」 が主流となりつつあります。病気を未然に防ぐことは、高齢化社会で増え続ける医療費の軽減にもつながると期待されています。

実は、病気の予防には段階があり、「病気にならない」「病気になっても進行させない」、さらに「病気を悪化・再発させない」という3つに分けられます。

病気を予防するために必要なのは、まず、ご自身の努力です。健康を維持するという視点をもって、食事や運動習慣など、生活全般の見直しや改善をすることが第一歩です。加えて、定期健診や人間ドックで病気を早く見つけ出す、早期発見に努めることも、病気の予防につながります。

患者さんが求める「理想の健康」のために

私は常に、患者さんにとっての“理想の健康とは何か”を考えています。理想は“病気に無縁であること”ですが、たとえ病気であっても自分の体と上手につき合い、自分のやりたいことができれば健康 といっても良いのではないでしょうか。

いくつも持病を抱え、「あっちもこっちも治したい」という方には、体の器官はすべてつながっているというお話をします。ひとつの不調を治すことが、結果的に全 身の健康づくりにつながるので、いちばん心配なところから治すことをご提案します。

正しい健康法のひとつとして、まずは、下腹に力を込め、背筋を伸ばして歩くことから始めましょう。この姿勢がつらく、何度もつまずく場合、体にトラブルがあるかもしれません。便秘の人はおなかに力が入りませんし、猫背の人は背中や腰に痛みが出ることも。ただ歩くだけで体調チェックができるのでおすすめです。健康のためとはいえ、長く続けられないものは、体に合っていないのかもしれません。急にランニングや筋トレといった激しい運動を始めるのは逆効果となる場合もあります。

食事面では、たんぱく質に加え、不足しがちなカルシウム、ビタミンDの摂取が必要です。特にカルシウムは、牛乳や乳製品・小魚・大豆・野菜の中から1食につき2品は食べるようにしましょう。食べすぎはもちろん、無理なカロリー制限や、○○を食べないで□□だけを食べるといった極端な食事も栄養バランスを崩すので要注意。お酒はほどほど、タバコが厳禁なのは言うまでもありません。それから、睡眠も重要です。横になっている時間は内臓も休まるので、眠れなくても早めに布団に入る習慣をつけましょう。

治療はいつか終わりますが、予防はずっと続きます。「大変だな」と思われるかもしれませんが、このような心がけは、生涯続く理想の健康のためにも役立ちます。

病気を防ぎ、進行・再発させない
そのすべては予防が鍵。

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