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白目の老化がドライアイの原因に!?医師に教わる白目のアンチエンジング法

眼が乾く、ゴロゴロするといった症状のドライアイで悩んでいませんか?
あまり知られていませんが、実は「白目の老化」がドライアイの原因になることもあるんです。

今回はドライアイの基礎知識(主な症状や原因)をおさらいしたうえで、白目が老化する原因や症状、さらに白目のアンチエイジング方法を眼科医の河本立徳先生に教えていただきました。

目次✍

【基本をおさらい】ドライアイの主な症状・原因
白目の老化もドライアイの原因になることがある!?
白目の老化を緩やかにする対策方法
赤ちゃんのように綺麗な白目を保とう!眼の色はレーザーや手術治療も可能!
まとめ

【基本をおさらい】ドライアイの主な症状・原因

■ドライアイの症状

ドライアイになると以下のような症状が現れます。

・眼が乾く
・眼が疲れる
・痛い
・しみる
・ゴロゴロ
・光がまぶしい
・かすむ
・見えにくい

などなど……

■ドライアイの原因は涙の機能低下

ドライアイの原因のひとつとして、眼を保護する涙の機能低下があげられます。涙は粘液層・水層・油層の3層で私達の眼の乾燥を防いでくれていますが、涙の量や質に異常が起こると、眼を保護する機能が働かなくなり、この状態が続くとドライアイを発症しやすくなります

白目の老化もドライアイの原因になることがある!?

■涙を邪魔する!?白目の老化で発症する「結膜弛緩症」とは?

白目の表面はイラストのような結膜で覆われており、この結膜は年齢を重ねるとたるんで(たわんで)きます。
この状態を「結膜弛緩症」と呼びます。結膜弛緩症になると眼表面に涙がキープされにくくなるため、ドライアイを発症しやすくなったり、ドライアイの症状を悪化させたりします。

 

■白目がたるんでいるかどうかをチェックする方法

鏡の前で涙袋のあたりに人差し指をおき、あっかんべーをする時のように下まぶたを押し下げます。
下まぶたの内側(赤い部分)が見えるくらい下げましょう。

指を離さず、下まぶたを少しずつ眼の方に押し上げていきます。
このとき、眼に指が触れないように注意しましょう。

白目の下部と下まぶたの境目付近に、透明の膜があるかどうか確認します。
食品を包むラップのような膜が見える場合は、白目(結膜)がたるんでいる可能性があります。

■「結膜弛緩症」はどうやって治すの

結膜弛緩症を治す際は、まず点眼治療から始めます。点眼で症状が収まらない場合は、手術を検討します。手術では弛緩した結膜を切除し、残った結膜同士を縫合します(※この手術には保険が適用されます)。

 

■白目がたるむ他の原因

結膜弛緩症以外にも、白目がたるむ原因はあります。加齢・紫外線によるダメージの蓄積や、まばたきによって結膜に負荷がかかり続けることも、白目がたるむ原因となります。

白目の老化を緩やかにする対策方法

ドライアイの原因のひとつでもある結膜弛緩症をおこさないためには、白目の老化スピードをできるだけ緩やかにすることが大切です。白目の老化を防止するアンチエイジングの方法をいくつかご紹介します。

■眼に良い栄養(DHA・EPA・ルテインなど)を摂る

サラダ
眼に良い「ルテイン」は緑黄色野菜に多く含まれています。

青魚に多く含まれるDHA・EPA、緑黄色野菜などに含まれるルテイン、ビタミン類、ミネラル(ビタミンE、C、βカロチン、ナイアシン、亜鉛など)を積極的に摂りましょう。サプリメントで補っても良いでしょう。

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■身体を酸化させる食品を控える

ハンバーガー

食品添加物が多い加工食品、肉の脂身や揚げ物などの脂質の多い食事を摂りすぎると、身体の酸化が進んで老化が加速します。
もちろん白目の老化も進みます。食べすぎないように気を付けましょう。

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■コンタクトレンズの装着時間を守る(結膜への刺激をできるだけ避ける)

コンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズよりソフトコンタクトレンズの方が白目の老化が起こりやすいといわれています。原因は慢性的な結膜への刺激が強いから。
眼が刺激にさらされている時間を減らすためにも、コンタクトレンズは装用時間を守ることが大事です。

■紫外線対策をする

真夏の女性

結膜に直接的な刺激を与える紫外線も、白目の老化の原因になります。外出時にはUV加工されている眼鏡やサングラス、帽子をかぶるなどの紫外線対策をしましょう。

■ブルーライトを避ける

紫外線と同様に、 パソコンやスマートフォンの画面から発せられるブルーライトも高 いエネルギーを持っているため白目の老化の原因となります。ブルーライトをカットする効果のあるスマートフォン用のアプリや 、メガネ、フィルターなどを活用するのもおすすめです。

■人口涙液の多用に注意

眼にやさしいイメージのある人口涙液でも、 結膜が弛緩した状態で多用するとかえって悪化することがあります 。白目の老化を早めることにもなるので、 ドライアイなどで眼の渇きなどが気になる場合は、 眼科医の診断のもとで正しく使用しましょう。

■ネトラバスティ(眼球エステ)

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダの一種で、 アーユルヴェーダのうち、 特に眼を対象にしたものをネトラバスティと言います。 眼の周囲にギー(オイル)を注ぎ入れる施術で、 眼の温泉と表現されることも。
主な効用としては、 白目の老化によって現れる黄ばみや充血、くすみ、 にごりなどをとるほか、眼精疲労、 ドライアイの改善なども期待されています。

 

赤ちゃんのように綺麗な白目を保とう!眼の色はレーザーや手術治療も可能!

多くの赤ちゃんの白目は美しく澄んでいます。しかし、年を重ねると白目の一部が黄色や茶色に変色することも。この色変化の原因は、加齢や紫外線・ドライアイ・コンタクトなどによるダメージにあります。

白目の色変化は視機能には大きく影響しないため、経過観察となるケースが多いのですが、できるだけ長く綺麗な白目を保つためにも、今回ご紹介した白目のアンチエイジングを試してみてください。

なお、白目の色の変化はレーザー治療や手術で治癒できるケースもあります。気になる方は眼科の受診をしてみましょう。

まとめ

白目の老化はドライアイを招くこともあるため、できるだけ老化スピードを抑えることが大切です。
ご紹介したような白目のアンチエイジング対策を日常的にすれば、ドライアイの改善にもつながります。ドライアイを放置すると重症化することもあるので、セルフケアを行うとともに、症状に気づいたらなるべく早めに眼科を受診しましょう。

◇監修の先生プロフィール

河本立徳 先生

河本立徳 先生

金沢医科大学医学部卒業、慶應義塾大学病院初期臨床研修修了/都内病院眼科勤務/日本眼科学会会員、日本抗加齢学会会員、医師+(いしぷらす)所属